【美容師の心得】美容師暦を重ねるほどに忘れてしまう大切な事

流山の訪問美容（出張カット）リベルタのササキです♪ 😀

先日、テレビでやっていた内容。

お医者さんが健康でいなきゃ患者は診られない。
きっと知識もあるし、誰よりも健康に気をつかっているのは
お医者さんではないだろうか！？
じゃあ医者に健康法を聞いちゃおう♪

と言う番組でした。最近健康に目覚めた私はテレビに釘付け。

何人かのお医者さんにインタビューしていましたが
返ってきた返事はいたってシンプルなもの。

ぬるめの湯船に２０分入ると体温が５度上がって免疫力が上がる。とか、
毎朝３分のラジオ体操で何年も風邪を引いていない。とか。

予想外の回答で目からウロコ！
これなら私も明日からできそうだ♪と、言う事で。
明日から毎朝ラジオ体操を始めようかと思います。

子供の時、夏休みに毎朝ラジオ体操に行かされた記憶。
流山でもどこかの公園でやっているのでしょうか？
一人でやるよりみんなでやったほうが気合いが入りそうです（笑）

いつも忘れるな！お客様への心の込め方

人は、夢や理想をいつも思い描いています。
その憧れを目標に、毎日毎日努力して、少しでも近づこうと頑張ります。

そして、いつしかその努力も実り、夢が叶えられた時。
心の底から幸せを感じ、たくさんの事に感謝をする。
感謝感激！神様仏様～！！ありがとーう！
と、叫びたくなるほどの気持ちになりますが、
残念ながら【ありがたみ】をすぐ忘れる生き物です。

新人美容師さんも、だんだんと現場に慣れてきた時。
お客様への心の込め方を振り返ってみてください。

今、あなたの目の前にいるお客様に【これが最後の仕事になるかもしれない】
というくらいの気持ちで全力投球していますか？

いつも感謝の気持ちを忘れない。
これが美容師として、一人前になるために大切な心構えです。
今日は新人美容師さんに、美容師の心得や気持ちのあり方を伝授します。

人間は感謝を忘れる生き物

高校を卒業して美容師を夢見ていたあの頃。がむしゃらに勉強して専門学校に入学。

周りは同じ夢を見る良きライバルたち。
そんな環境の中に、自分の夢はますます膨らみ毎日やる気がみなぎっていたはず。

そして、ようやく就職の時。憧れの美容師さんがいるサロン。
テレビや雑誌に取り上げられている訪問美容。そんなキラキラした世界で私も働きたい！！

積もる思いとは裏腹に、競争率は何十倍もある。
周りはライバルというより、むしろ敵！自分をアピールしてなんとかここで働きたい！！

そんな気持ちが通じて、就職が決まった憧れの美容院。
もう夢みたいだ！感謝！神様、ありがとう！！
人生で今が一番幸せだー！これ以上もう何も望むものはない！

なんて、言っていたのもつかの間。
そのありがたみもだんだんと薄れてきて、今度は
【早くスタイリストになりたい】
【早くお客様の髪を切れるようになりたい】
という新たな目標に一心不乱。

しかし、スタイリストになるのも茨の道。そう簡単にはなれません。焦る気持ちと悩む日々。

なんとか頑張ってようやく掴んだスタイリストデビューの日。
最高！やったぜ！やっと一人前の美容師だ！！
もう人生で今が一番幸せだー！
これ以上もう何も望むものはない！（２回目）

しかし、毎日ハードな営業をこなし、帰りは毎日終電。
ありがたみを噛みしめるどころか、早く寝たい・・・

スタイリストになれた感謝の気持ち。
それよりも【お仕事】としての一部になっていませんか？

美容師の心得【お客様への感謝を忘れない】

人間は、たくさんの夢や希望を抱きながらも、それが叶えば感謝の気持ちを忘れがち。

初めは、
【ここのサロンで働けていることが幸せ】
【お客様を担当し、髪に触れているだけで幸せ】
だったはずなのに、いつの間にか忘れてしまう。

その結果、不満やグチが出てくるのが人間です。
お客様への対応にも変化が出てきます。

慣れてくれば手抜きになる、ということではなくて
心の込め方、誠意や感謝の表し方が変わってくる。

自分が始めてお客様に触れたとき。
アシスタントで初めてお客様をャンプーした時。
スタイリストになって初めてお客様を担当した時。

とにかくがむしゃらだったけど、気持ちはいつも一生懸命。
【絶対喜んでもらえるようにしよう！】
【シャンプーが気持ちいい！と絶対言わせてやる！】
と、心を込めて仕事をしていたはず。

それが今ではどうでしょうか？
最近の自分のあり方を見つめなおしてみてください。

決して、いい加減になってしまったわけではないと思いますが
確実に【慣れ】が生じた時、心の込め方が昔と違っていませんか？

接客というのは、無意識に感じる【何か】があると思います。
その部分というのが【気持ち】

『この美容師さんはすごく上手くて、技術に不満はないんだけども
なんか上辺だけのような感じがする』
『長年お世話になってる美容師さんだから信頼はしているけど
いつも淡々と仕事をこなしているだけのように感じる』

その【何かハッキリとはわからないけど感じるもの】というのは必ずお客様に伝わっています。

逆に、技術がヘタだけど一生懸命だったアシスタント時代。
全然まだまだなのに、応援してくださるお客様がいたはず。
常連さんや、周りのお客様。自分は無我夢中で、とにかく一生懸命。
失敗しながらも、絶対お客様に喜んでもらおう！と思いながら
仕事をしていると、お客様にも必ず伝わり、応援したくなるものです。

美容師の心得【昔の気持ちを思い出して！】

人間は毎日、同じ事を繰り返していれば誰でも慣れてきます。
慣れてくるのはダメではない。
むしろ、いつまでもしどろもどろしているのは接客業としていけません。

気持ちや、心の込め方に慣れてはいけないという事です。明日もあさってもまた仕事。
お客様は毎日違えど、カットして、シャンプーして、お見送り。
美容師をしている限り、ずっと続く毎日。
そうなると、ありがたみを忘れてしまうのが人間です。

人間は、【何かを失うまで気付かない】もの。仕事だけではない。
人生において何でもそうだと思います。

人気絶頂になった時。気持ちも余裕が出て傲慢になってくる。
そんな時に少しずつファンが離れていく。
それでもファンに感謝することなく、ありがたみを感じぬまま
自分に酔いしれながら続けた結果、ファンは一人残らず去っていた・・・
孤独になって初めて気がつくありがたみ。

そこで、自分の考えを改めてまたファンが戻ってきてくれた時。
心の底から今までの自分を反省し、精一杯ファンを大切にしようと思うはずです。
今までの心の込め方が変わった瞬間ですね。

常連様ほど、１ヵ月後、２ヵ月後、また会える。
『じゃあ、またね～！』なんて言っていたら仕事の転勤が決まって突然のお別れの日。

もっとこうしてあげればよかった！もっとこうやって提案してあげればよかった！

気づいた時には既に遅し。
いつまでも、ずっとお付き合いのできるお客様との関係は
とても素敵だと思いますが、自分が今いるサロンを離れれば、
もちろんお客様と最後になるかもしれない。

いつ、何があるかわからない。という事。

私も長年美容師をやっていて、たくさんのお客さまとお別れした経験があります。

私が、勤めていたサロンを退社した時。お客様が引越しをした時。
それは、今でもあります。

最近では、５年ほどお付き合いのあるお客様がお仕事の関係で
アフリカに行ってしまうことを先日告げられました。

これはもう、会いたくても会えない距離。

寂しい気持ちもありますが、それでも私はいつも後悔のないように一生懸命
そのお客様に喜んでもらえる事だけを考えて常にお付き合いさせていただいていました。

後で後悔するよりも、今を一生懸命、
いつも感謝をしながら心を込めて接客してみてください。

きっとそれが【言葉では表せない何か】であって、
必ずお客様に伝わったとき、あなたは輝いて見えると同時に
お客様に感動をも与えることができるはずです。

美容師の心得として、気持ちの込め方、ありがたみや感謝を忘れずに。
いつまでも純粋な気持ちでいられる美容師になってくださいね！

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