訪問美容に進んだきっかけは？

父親が脳腫瘍で倒れ病院に長期入院し、そこで福祉理美容師の仕事に出会いました。父のボサボサになった髪を介護美容師さんがカットすると、母は『元気だった頃のお父さんに戻った！』 と、とても喜んでおり、父もサッパリした自分に満足し、周りの家族も喜ぶ瞬間を目の当たりにしました。

私自身も美容師であるにもかかわらず、福祉美容介護師さんに任せるしかなかった瞬間、悔しさと同時に「もっと自分にできることはあるはずだ！」と強く感じました。

そして、父親のように自分では美容院に行くことができない人達が髪を切り元気な気持ちを取り戻す手伝いがしたいと思うようなったのが訪問美容にすすんだ最初のきっかけです。

リベルタ設立までの経緯は？

どうしても訪問美容師になりたくて、多忙な美容院を経営を続けながら、訪問美容の学校に通い認定福祉美容介護師の資格を取得しました。その後、実践的な経験を積むため、訪問美容の会社で本格的に福祉理美容の仕事を学びました。

2015年より流山市を拠点とした『訪問美容リベルタ』を設立しました。福祉理美容師として髪をカットした人数は650人を超え、利用者さんの多くが「カットはササキさんじゃないと！」と私を必要としてくださる事が本当に嬉しいです。その傍らで、自宅でできるスタイリングのコツや流行のヘアデザイン情報などのブログを更新し、月間10万アクセス以上に。

訪問美容の未来に向けて

モットーは「その人に向かい、その人に寄り添い、その人らしくをサポートする訪問美容」をミッションに掲げ、一人でも多くの人に喜んでもらうため日々訪問美容に奮闘中です。

ゆくゆくは未来の美容師に福祉理美容を伝えられるように技術をたくさん極めていきたいです。経験年数のあるベテランスタイリストを訪問美容へ導くための講師として自分自身が成長し、介護美容師をどんどん育成し、多くの高齢の方や障がいをお持ちの方に役立つ技術を広めて行くのが私の夢です。

佐々木さんってどんな人？

姉御肌で完璧主義の負けず嫌いです。

人を喜ばせることが大好きで、趣味は人にサプライズする事です。お誕生日やクリスマス等なにかにつけて、その人の喜ぶものを考えてはサプライズしてます(笑)

あとはやっぱり家族と一緒にいる時間が一番好きです。家には愛犬のミニチュアシュナウザー「クゥ」もいます！

訪問美容師：佐々木 瞳の強みは何？

家族介護を経て同じ境遇の方達に寄り添う事ができる 自身の父親の病気がきっかけでリハビリ病院やデイサービス、ケアマネージャーさんと関わる事が増え、そんな中で病気を抱えている患者さんご本人や家族の想いというのを身をもって感じました。 父親の介護を経験し、身近に病気を抱えている人がいるからこそ、在宅介護など患者様のご家族の気持ちがとても理解できます。つらい事、大変な事、悩む事も経験した私にとって、美容を通じて患者様だけでなくご家族をも笑顔にしたいと思っています。

親しみのある接客と丁寧な施術が得意 人ひとり丁寧にお相手し、その人の願いや要望を汲み取って一番素敵な髪型へと毎回導くことこそプロの美容師です。病気や事故がきっかけで落ち込んでしまっている方々も髪を整えて気分がすっきりして少しでも前向きになれるきっかけになればとても嬉しいですし一番のやりがいを感じます。お客様の笑顔が私の原動力です！どんなに身体が辛い時でも、どんなに忙しくて大変な時でも、目の前のお客様が笑って喜んでくれる姿に毎日毎日私の方が励まされています。

お任せできる信頼感がある 美容師経験年数15年以上で、『佐々木さんならなんとかしてくれる』『佐々木さんのカットが一番うまい』『佐々木さんの技術が一番安心する』『瞳の技術は間違いないからお任せで』と､多くのお客様から大きな信頼を頂いております。仕事について、美容師の話ならば永遠に語れます。

サロンワーク、ヘアメイク、など美容業の経験豊富 通常のサロンワークだけでなく、舞台や映像のヘアメイク、ヘアセットなど様々な業界から声がかかり活躍の場を広げていたため、美容業の経験が豊富です。病気で髪を失った子供や女性に医療用かつらを提供するヘアドネーション活動にも参加しています。

努力を惜しまない 決して現状に満足しない。自分で限界を決めない。高校を卒業して自分自身で進路を決めたとき、昼間の専門学校には行かずに働きながら通信制の専門学校に3年間通い、学費を自分で払いながら一人暮らしをしていました。人生で最大の貧乏期間でしたが、絶対に美容師になる！という信念で乗り越えました。毎日過酷なサロンワークと通学、自宅では教科書を開いて勉強。とても大変でしたが無事に国家資格を取得して最後まで成し遂げることができました！現在も、24時間365日、どうすればもっと人に喜ばれる訪問美容になるのか美容師としてのスキルアップの事を考えています。