【根元カラーは○○から！毛先カラーは○○から！】ベテラン美容師が教えるカラーリングのコツ

流山の訪問美容（出張カット）リベルタのササキです♪ 😀
ほとんどの方がカラーを楽しんでいる現在。
明るくしたり、暗くしたり。
パーマよりも挑戦しやすく、今や学生でさえ染めている！
様々な色味を楽しんでいるかと思いますが
カラーって実は、ものすごい繊細な技術が必要だって知ってましたか？

今では薬局で手軽に買え、自分でも簡単にできちゃうような
カラー剤が巷にあふれています。
もちろんセルフカラーを断固反対しているわけではなく
上手く使えば良いですと言うお話♪

セルフカラーは、もう決められた薬剤を混ぜ合わせるだけなので工程は簡単。
しかし、仕上がり見本との発色の違いに失敗した事もあるのではないでしょうか？
美容師さんにとってはセルフカラーのお直しなど、
頭を悩ませる状態になってしまうと大問題ではありますが（笑）
様々な髪質に合わせて無数の調合をしながら選定するのもプロの技なのです！

今日はプロの美容師があなたのカラーリングに役立つ知識や方法をお伝えします♪

カラーで髪を均一に染めるには？

カラーの施術で重要になってくるのは塗布（とふ）の仕方。
染めたい所を適当にササッと塗っているだけと思っていませんか？
実はきちんと計算して塗り進めていかないと仕上がりが均一にならないのです。

その仕上がりを左右するのが体温。
頭皮にも体温の温度差があります。
体温が低いところは染まりにくく、体温が高い所は染まりやすい。
単純な話ですが、その場所をきちんと把握しないと
仕上がりがムラムラになってしまうのです。

染まりにくい場所は襟足、耳後ろ、もみあげ、額の真ん中。

染まりやすい場所は顔周り、頭頂部。

おわかりのように、額の真ん中は染まりにくくて顔周りは染まりやすい。
そのまま塗り進めていくと、またもみあげが染まりにくい・・・。
なんだかややこしくなりそうですね（笑）

すぐ近くの場所でも温度の違いがあり、塗布量を微妙にコントロールしないと
染まり上がりにバラつきがでてしまいます。
ここがとってもとっても難しい技術！

カラーはお任せ！プロ美容師の技！

襟足やもみあげ、額の真ん中は薬剤をやや多めに塗ってあげます。
もちろん、塗り始めも染まりにくい場所からスタートしないと、
塗り終わったときの時間差で仕上がりに影響があります。

顔周りは特に産毛などもあり体温も高いです。
薬剤は薄く塗るのが鉄則です！

細かく言うと、カラーを塗るときに使うハケ。

この道具の使いこなしが塗布量に影響するといっても過言ではありません。
このハケを使いこなすのに、マネキンを使い何度も練習した
アシスタント時代を思い出します。
ハケを頭皮に対して30度から45度に角度をつけて塗布・・・・

と、言われても・・・ねぇ？（笑）
その微妙な角度を何度も練習を繰り返して体に染み込ませるのが修行です。

根本カラーは下から。毛先カラーは上から。

そして毛先のカラーは表面から！

根本のカラーは襟足が染まりにくいのに対し、
毛先は表面が一番退色し明るくなっています。
一番外側にある表面が日々の紫外線やドライヤーの熱などで退色しやすいのですね。

【根本は下から、毛先は上から】

どうですか？結構難しいですよね（笑）
細かい知識を身につけた美容師さんが毎日のサロンワークで素早く塗っていても
頭の中では様々な計算をしながら仕事をしているわけです。

セルフカラーの失敗としてムラに仕上がる原因はこのテクニックにあると思います。
明日から、訪問美容に行った際はカラーの塗布に注目してみてください！
でも、マジマジと見られたら、その視線で仕事しずらくなっちゃうカモ(笑)

ヘアカラーまとめ

・カラーの施術で重要になってくるのは塗布（とふ）の仕方。
　その仕上がりを左右するのが体温。
・染まりにくい場所は襟足、耳後ろ、もみあげ、額の真ん中。
・染まりやすい場所は顔周り、頭頂部。
・すぐ近くの箇所でも温度の違いがあり、塗布量を微妙にコントロールしないと
　染まり上がりにバラつきがでてしまいます。
・顔周りは特に産毛などもあり体温も高いです。
・薬剤は薄く塗るのが鉄則!
・【根本は下から、毛先は上から】

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